
なぜかタッチパネルが反応しなくなってしまったスマホ。
壊れるような雑な使い方をした覚えがなくても、急にタッチパネルが反応しにくくなる不具合が起こることがあります。
それは、「タッチ切れ」と呼ばれる故障が原因かもしれません。
反応しない箇所が一部のみだったり、何度かタップして反応するようであれば、まだ軽症です。
酷くなると、タッチパネル全面が一切反応しなくなる恐れもあります。
この記事では、タッチ切れが発生したときにどうすべきか(確認方法、応急処置)をまとめています。
症状が悪化して最悪の状況に陥る前に、早めに対応することをおすすめします。
タッチパネルが反応しなくなる故障「タッチ切れ」
スマホやタブレットを使っていると、ある日突然タッチパネルの反応が鈍くなり、思うような操作ができなくなることがあります。

今まで当たり前にできていた操作が急にできなくなり、かなりのストレスを感じてしまうことでしょう。
その原因は、もしかすると「タッチ切れ」と呼ばれる現象かもしれません。
タッチ切れとは、スマホやタブレットの故障の一つで、タッチパネル内の一部もしくは全面が反応しなくなってしまう症状のことです。
具体的な症状(一例)
タッチ切れの症状が現れ始めたときによくあるのが、タッチパネルの一部だけ反応しなくなるというものです。

- 特定の文字だけ入力できない
- なぜか漢字に変換できない
- うまくスワイプできない
- ホームボタンや戻るボタンが押せない
- ステータスバーが下ろせない
上記のような、ある特定の箇所だけ反応しなくなっている場合、タッチ切れが起こっている可能性が高いです。
症状は徐々に悪化する
症状が軽いうちは、範囲も一部のみだったり、何度かタップすると反応したり、操作に支障が出るものの何とか使い続けることが可能です。
ただ、一度タッチ切れの症状が出始めると、少しずつ悪化していくというケースが多数報告されています。

最初は反応しない箇所が一部分のみだったものが、時間が経つにつれてタッチ切れ範囲が拡がっていき、最終的に全面反応しなくなることも…。
重症化してしまうと、まともに操作できないと考えてください。
※タッチ切れが全面に及んだ場合でも、マウスを使って操作することができます。(後述)
ですので、タッチ切れの症状が確認できたら、早めにデータ移行などを行い、修理や機種変更の検討を始めることをおすすめします。
端末の設計に原因がある場合も
タッチ切れが起こる原因としては、大きく2パターン考えられます。
- ユーザー側に過失がある場合
- 端末側に設計上の問題がある場合
前者は、落下させたり、水没させたり、ユーザーの端末の扱い方に原因があるケースです。
スマホやタブレットは精密機械ですから、強い衝撃を与えてしまうと簡単に破損してしまいます。
落下の衝撃などでディスプレイにヒビが入っていると故障と判りやすいですが、外見上は問題なさそうに見えても、内部の部品が破損したことでタッチ切れを発症してしまうことがあります。
後者は、ユーザーの責任ではなく、端末そのものに原因があるケースです。
この場合、普通に使用していただけでも、いずれタッチ切れを発症する可能性があります。

例えば、「前日まで異常のなかったスマホが、朝起きたらタッチ切れを起こしていた」など。
ユーザーの過失ではないため対処のしようがないのですが、メーカーが問題を把握していれば、タッチ切れを起こした端末をタダで修理してもらえるかもしれません。
一時期、Xperia端末でタッチ切れ問題が頻発して、Docomoやauでは無償修理で対応していたことがあります。(原因は公表されず)
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タッチ切れ範囲の確認方法

反応しにくい箇所がありタッチ切れの疑いがある場合は、まずはタッチパネル内のどの辺りが反応しないのか確認してみましょう。
確認方法は、お絵描き系アプリを使い、画面の隅々まで指でなぞっていくだけ。
タッチ切れが発生している範囲は線が引けないため、どこが反応していないか一目瞭然となります。
Xperiaの場合は、隠しコマンドを入力することでタッチパネルのテストが行えるようになりますので、そちらを利用すると手軽にチェックできます。
Xperiaの場合:隠しコマンドでチェック
まず、「ダイヤルアプリ」をタップ。
番号入力の画面で、「*#*#7378423#*#*」と入力します。
メニューが表示されるので、「Service tests」をタップ。
次に、「Touch Screen」をタップ。
すると、黒背景の画面になりますので、指でなぞって線を引いてみてください。
もしタッチ切れの症状が出ているのであれば、不自然なくらい反応しない箇所があるはずです。

タッチ切れを起こしてもマウスで操作可能
スマホがタッチ切れを起こしてしまうと、操作に支障をきたすと思います。
反応しない範囲が拡がってしまうと、データ移行をするにも苦労してしまいます。
そのような場合でも、スマホにマウスを接続すれば操作ができるようになります。
変換ケーブルを用いて普段使っているマウスを接続したり、
Bluetoothマウスなら邪魔なコード無しでスッキリと操作が可能です。
初めて接続するときに設定が必要になる場合がありますので、できればある程度タッチパネルが反応するうちに設定を済ませておいた方が安心かと思います。
まとめ:タッチ切れの対応はお早めに
Xperiaではこういった不具合がよく報告されているようです。
特に、『Z3(SO-01G)』と『Z3 Compact(SO-02G)』はネット上でも、かなりの人数がタッチ切れの症状を訴えています。
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