就職・アルバイト

【体験談】居酒屋バイトってどうなの?元バイトリーダーが解説しようじゃないか

「居酒屋のバイトって、どんなことするの?」
「料理経験ないけど、大丈夫かな~?」

アルバイトを探していると、よく見かけるのが“居酒屋”ではないでしょうか。
『ホール・キッチンスタッフ募集!』
こんな広告を目にすることも多いと思います。

「条件的にも良さそう♪でも…自分にできるかなぁ…」
興味はあっても、未経験だと不安に感じることも多いですよね。

僕は学生時代に2年ほど居酒屋でバイトしていたことがあります。

料理なんて全然できない状態でキッチンスタッフとして働き始めて、最終的にはバイトリーダーの立場で週5~6日働いていました。
僕の場合、キッチンだけでなくホールの仕事も積極的に覚えていったので、バイト内で唯一どちらの仕事もこなせる便利な優秀な人材だったと自負しています(笑)

そんな僕自身の経験も踏まえて、このページでは「居酒屋のバイトって、こんな感じだよ」というのを紹介していこうと思います。

居酒屋バイトに興味のある人は、参考にしてくださいね。

居酒屋バイトの仕事内容

まずは、肝心の仕事内容から見ていきましょう。

居酒屋の仕事は、大きく分けると『ホール』と『キッチン』の2つに分類することができます。

簡単に説明すると、

  • ホール・・・注文を取る、料理を運ぶ…など
  • キッチン・・・料理を作る、洗い物をする…など

基本的にはこんな感じで、なんとなくイメージ通りだと思います。

では、それぞれの仕事内容をもう少し具体的に見ていきましょう。

ホールの仕事

ホールの仕事は、お客さんを相手にやりとりすることがメインとなります。
注文を取りに行ったり、料理を運んだり、いわゆる接客業務です。

実際の仕事の流れを、お店にお客さんが来てから帰るまでの順に沿って説明してみますね。

  1. 来店したお客さんをテーブルに案内する
  2. お水やおしぼりを持っていく
  3. 注文を取って、キッチンに伝える
  4. 料理や飲み物をテーブルまで運ぶ
  5. 空いているお皿があれば下げる
  6. 灰皿がいっぱいになれば交換する
  7. 3~6を繰り返し
  8. お会計
  9. テーブルの清掃とセッティング

一組のお客さんに対して、このような仕事があります。

もちろん店内には他のお客さんも大勢いるので、スタッフ同士で連携しながらあちこちのテーブルを行ったり来たりするわけです。

 

お店によっては、お客さんの前で料理の仕上げをする品もあるので、単純に接客だけではない場合もあります。

また、ホールスタッフが飲み物をつくるポジションである『ドリンカー』を兼任することもあるかもしれません。
お酒の種類が多い居酒屋だと、数十種類のカクテルの作り方を覚えるのが結構大変だったりします。

 

ホールの中には『デシャップ』と呼ばれるポジションがあって、それぞれのテーブルの状況を把握してキッチンに伝えたり、完成した料理に不備がないかチェックしたり、お店の司令塔のような重要な役割を担う人がいます。

デシャップは手際の良い人でないと機能しないので、ここを任されるようになると、他のスタッフより評価されていると言えるかもしれませんね。

キッチンの仕事

キッチンの仕事は、もちろん料理を作ること。
お客さんが注文した品を素早く仕上げるのが仕事です。

キッチンスタッフはポジション毎に分かれて、それぞれ担当する料理が決まっています。
揚げ物担当、刺身担当…みたいな感じです。

お店によって呼び名は違うでしょうけど、私の働いていたところだと、

  • 焼き場・・・焼き鳥、ステーキ…など
  • 揚げ場・・・唐揚げ、ポテトフライ…など
  • サラダ場・・・サラダ、デザート
  • 刺し場・・・刺身
  • 厨房・・・ご飯物、オーブン料理
  • ドリンカー・・・飲み物
  • 洗い場・・・洗い物

このようにポジションが分かれていました。

慣れてくると、一人で複数のポジションを担当することも珍しくないと思います。
“○○をしながら、同時に××の調理も進めていく”というように、要領の良さが求められることになります。

 

盛り付けも大事な工程で、同じ料理でも盛り付け方が変わると全然印象が変わってしまいます。
メニューに載っている写真は美味しそうなのに、出てきた料理の見た目がイマイチだとガッカリですよね。

“料理は見た目も重要”なんて言いますが、いざやってみると美味しそうに盛りつけるのって結構難しいものです。

 

宴会用のコースが入っている場合、料理を提供する時間がある程度決まっているので、一般のオーダーをこなしつつコース料理も仕上げていく必要があり、キッチン内はバタバタと忙しくなります。

未経験でも大丈夫

居酒屋でバイトしてみたい人は安心してください。

未経験でも全く問題ありません。

ホールでも、キッチンでも、はじめから難しい仕事を任されることはないので、簡単な仕事から少しずつ覚えていけばいいのです。

未経験でキッチンに入るのは不安かもしれませんが、大丈夫ですよ。
僕自身、料理の経験もなくキッチンに入って、まず包丁の持ち方から教えてもらいましたしね。

僕より後からバイトを始めた人たちも、8割くらいは未経験だったんじゃないかな。
バイト自体が初めてという人もたくさんいました。

最初は先輩がサポートに入ってくれると思うので、教えてもらったことを確実にできるようになればOKだと思います。

居酒屋でバイトするメリット

お金のためにバイトするのはもちろんですが、居酒屋でバイトしているといろんな良いことがあります。

ここで、その一部を紹介しましょう。

まかない付きが嬉しい

バイト後にタダでまかないが食べられるところも多いのが、嬉しいポイント。
一人暮らしの学生だと、食費の節約にもなって助かりますよ。

オリジナルだったり、新メニューの試作だったり、毎回美味しいものが食べられます。

ちなみに、僕がまかないを作って、バイト仲間に食べてもらったこともあります。

コミュニケーション能力の向上

ホールでバイトしていると、お客さんと会話する機会が多いので、自然とコミュニケーション能力が身に付いていきます。

「どれがオススメなの?」
といった、仕事上の会話もあれば、

「お兄さん、学生?バイトなんていいから、ここで一緒に飲もうよ♪」
こんなノリがいいお客さんもいます(笑)

最初は緊張して上手く話せなくても、仕事に慣れて余裕がでてくると楽しく会話できるようになってきますよ。

調理技術が身に付く

キッチンだと、調理技術が身に付くのがメリットですね。
料理未経験の僕でも、かなり上達しました。

キャベツの千切りもできるようになったし、大根のかつらむきもそれなりに(笑)できるよう練習しました。
だし巻き卵は人気メニューなので毎日作っていたし、炒飯を作るために鍋の振り方も教えてもらいました。

調理技術を磨きたいのなら、仕込みを手伝わせてもらうのが一番です。
メニューをこなしているだけだと、簡単な工程だけになってしまうので。

素敵な出会いがある…かも

「バイト先で素敵な恋人が見つかればいいな~。」
そんな人にもおすすめ。

実際、僕が働いていたときにも、バイト同士で付き合っている人がいましたしね。
バイトと社員が付き合って、そのまま結婚した人もいました。

おそらくバイトの大半は20歳前後の学生なので、もしあなたが同世代ならすぐに仲良くなれるはずです。

働いて、一緒にまかない食べて、みんなで遊びに行ったり、飲みに行ったり…。
そんなことをよくやっていました。

居酒屋バイトのここが大変

居酒屋で働くのは楽しいことも多い反面、大変なこともあります。

ピーク時の忙しさがヤバい

基本的に週末は忙しいことが多いんですが、それは序の口。

複数の宴会が重なって、さらに飛び込みで団体客が来るような場合、スタッフ全員が休みなく動き回ってヘトヘトになります。

キッチンだと、自分のポジションのオーダーを終わらせて、他のサポートしながら合間に洗い物こなして、そうこうしていると次のオーダーが大量に入ってくる…。
やっと一息付こうと時計を見たら、いつの間にか3時間近く経っていたりするんですよ。

ヤバいです。

忘年会シーズンもヤバいので、覚悟しておいた方がいいです。

酔った客に絡まれることも

居酒屋なので、当然お酒を飲む人が多いです。

酔っ払って気さくに話しかけてくる分については全然問題ないんですけど、稀にしつこく絡んでくる人がいるんですよね。
よく分からないけど、怒っていたり…。

僕の後輩の女性スタッフは、料理を持っていくたびに酔ったおじさんにナンパされて、「もう、あいつマジうざい!」とかなりキレていましたね…。

まとめ

居酒屋バイトはキツイという話をよく耳にします。

たしかにピーク時はヒィヒィ言いながら働いていたので、キツイと感じることもありました。
でも、それ以上に得るものが多くてやりがいがあります。

どうせバイトするんだったら、ただ楽なだけじゃなくて、何かひとつでも自分自身を成長させられるものがよくないですか?

僕は2年間のバイトで調理スキルを身に付けることができました。
辞めて何年も経っていますが、料理したり、包丁研いだり、実生活でかなり役に立っていますからね。
あー、頑張ってバイトしといて良かったー(笑)

ホールもキッチンも未経験者で始める人が多いので、興味があればやってみるのをオススメしますよ。

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