愛車である『ラパン(CBA-HE21S)』のバッテリーが弱っていたので、自分で交換しました。
私自身、別に車について詳しいわけではないのですが、交換方法を調べてみると思いのほか簡単そうだったので、初めて自分でやってみることにしたのです。
ディーラーやカー用品店などでバッテリー交換を頼むと工賃がかかってしまいますが、自分で交換すればタダですしね。
交換用の新しいバッテリーを自分で用意する手間があるものの、作業自体は特に難しいものではありませんでした。
事前に作業手順を把握しておけば、誰にでもできると思いますよ。
このページでは、ラパン(CBA-HE21S)のバッテリー交換をするときに必要なもの、バッテリーの選び方、交換手順について解説しています。
他の整備については、以下の記事をどうぞ。
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【まとめ】自分でできるラパンのメンテナンス情報
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必要なもの
バッテリー交換を行うには、
- メガネレンチ(8mm、10mm)
- ゴム手袋
- 新しいバッテリー
この3つが必要になります。
メガネレンチは、バッテリーの取り外し・取り付けのときに使い、8mmと10mmのサイズが必要です。
作業は素手でも出来そうですが、安全面を考えて念のためゴム手袋を着用しておいた方がいいでしょう。
交換用の新しいバッテリーは、車種に合ったものを選んでください。
ラパンの適合バッテリー
ラパン(CBA-HE21S)に標準搭載されているバッテリーは「38B20L」というもの。
バッテリーを交換するときは、この「38B20L」と互換性のあるバッテリーを選ぶ必要があります。
バッテリー型式の意味
バッテリー型式は「38B20L」のように、数字とアルファベットで表されます。
この数字やアルファベットが何を表しているのかというと、それぞれバッテリーの性能・サイズ・端子の位置を意味しているのです。
「38B20L」の場合
- 38・・・性能ランク(数字が大きいほど高性能)
- B・・・バッテリー短側面のサイズ区分
- 20・・・バッテリー長側面の長さ
- L・・・端子の位置
バッテリーの選び方
バッテリーはどんなものでも適合するわけではないので、きちんと車種に合ったものを選ばなければなりません。
ラパン(CBA-HE21S)の場合、純正で「38B20L」が搭載されているので、これを基準として、
- 性能ランクが「38」と同等以上
- サイズが「B20」と同等以下
- 端子の位置が「L」と同じ
この3つの条件をクリアしているものを選べば問題ないでしょう。
性能ランクが低いものを選んでしまうと、バッテリー上がりを起こしてしまう可能性が高まります。
また、バッテリーの搭載スペースは限られているので、サイズが大きいものだと、そもそもスペースに収まりません。
そして、端子の位置が異なると、スペースには収まっても接続できなくなってしまいます。
私が購入したバッテリー
最初はオートバックスなどの実店舗にバッテリーを見に行ったんですが、置いてある種類もそれほど多くないし、価格もなんとなく高いような感じがして…。
結局、ネットで探すことにしました。
ネットの方が種類も多く、安価で高性能なものが見つかるような気がしますしね。
いろいろ比較した結果、Panasonic製カオスライト「44B19L」を購入しました。
今現在、このバッテリーを搭載したラパンに乗っていますが、何の不満もありません。
交換前のバッテリーが弱っていたこともありますが、エンジンの始動がすごくスムーズになりました。
バッテリー交換するときの注意点
作業自体はそれほど難しいものではありませんが、気を付けなければならないポイントがあります。
それは、端子を取り外す・取り付けるときの順番です。
- バッテリーを取り外すときは、「マイナス端子」⇒「プラス端子」の順に行う
- バッテリーを取り付けるときは、「プラス端子」⇒「マイナス端子」の順に行う
なぜ、このような順番で行うのかというと…
マイナス端子は、車のボディに接続されているからです。
仮に、プラス端子から外そうとして、作業中に誤って工具がボディと接触してしまうと、プラス端子とマイナス端子が工具によって繋がれた状態になりショートしてしまいます。
なので、安全のためにも必ずマイナス端子から外してください。
バッテリーの交換手順
それでは、バッテリーの交換手順を解説していきます。
ボンネットを開けると、右のほうにバッテリーが積んであるので、これを新しいものと交換します。
作業時間については、初めての場合でも10分程度あれば全て終えられると思います。
交換作業はエンジンを切った状態で行ってくださいね。
手順1:マイナス端子を取り外す
まずは、10mmのメガネレンチを使って、注意点で説明したようにマイナス端子から外します。
ナットを緩めて、上に持ち上げると外れるようになっています。
手順2:プラス端子を取り外す
マイナス端子が外れたら、つづいてプラス端子も同じように外します。
プラス端子は赤いカバーで覆われているので、めくって作業してください。
手順3:固定金具を取り外す
マイナス端子・プラス端子どちらも外せたら、つぎにバッテリーを固定してある金具を外します。
こちらは、8mmのメガネレンチを使ってください。
2ヵ所あるので、それぞれ外します。
手順4:バッテリーを取り外す
ここまでの作業で、接続していた端子と固定金具を外しているので、持ち上げればバッテリーを取り外せる状態になっています。
傾けないように水平状態のまま、バッテリーを取り外します。
意外と重い(10kg程度)ので、注意してください。
取り外した後、おそらくバッテリーが設置されていたボックス内が汚れていると思うので、キレイに掃除しておきましょう。
手順5:新しいバッテリーを取り付ける
ここからは、古いバッテリーを取り外したのと逆の手順で新しいバッテリーを取り付けていけばいいです。
新しく購入したバッテリーを同じようにボックス内に取り付けます。
手順6:固定金具を取り付ける
最初に固定金具を取り付け、バッテリーを固定します。
締めすぎないように注意してください。
手順7:プラス端子を取り付ける
そして、取り付けるときはプラス端子から付けます。
手順8:マイナス端子を取り付ける
最後に、マイナス端子を取り付けます。
これで、バッテリー交換作業の完了です。
きちんとエンジンがかかるか試してみてくださいね。
念のため、しばらく乗った後で、ナットが緩んでいないか確認しておくといいかもしれません。
今回は、バックアップ電源を利用せずにバッテリー交換をしたので、オーディオの時計がリセットされてしまいます。
なので、再設定しておきましょう。
【ラパン】純正オーディオClarion製『PS-4079型』の時刻の合わせ方【HE21S】
廃バッテリーは無料回収へ
交換して不要になったバッテリーは、家庭のゴミとして処分することができないので、専門の業者に引き渡して処分してもらう必要があります。
身近なところだと、
- カー用品店
- ガソリンスタンド
- ホームセンター
などで、廃バッテリーを無料で引き取ってくれることがあります。
ただ、店舗によっては、廃バッテリーの回収が有料サービスだったり、そこでバッテリーを購入した場合のみ無料だったり、それぞれで対応が異なるので、引き取りをお願いするつもりなら事前に確認しておいた方が確実でしょう。
ネットだと、注文すると無料で自宅まで廃バッテリーを回収しに来てくれる店舗があるので、こういうのを利用すると便利かもしれませんね。
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私の場合、ネットでバッテリーを選ぶときに、廃バッテリーの無料回収も行ってくれる店舗から購入しました。
購入したバッテリーに着払い伝票が同封されていたので、
- 交換後の廃バッテリーを箱に入れる
- 着払い伝票に必要事項を記入する
- 集荷の電話をする
この3ステップで、自宅に居ながら、不要になったバッテリーの処分を済ませることができました。
今回、購入したのは以下の店舗です。
【楽天市場】カオスライト 44B19L/CL パナソニックPanasonic:激安カー用品 Webいち店
まとめ
初めて自分の手でバッテリー交換を行いましたが、手順さえ知っていれば難しいことはないと感じました。
バッテリーを取り外すときは「マイナス」から、取り付けるときは「プラス」から。
このルールを守っていれば、危険なこともないでしょう。
交換後の廃バッテリーの処分方法も、あらかじめ考えておけば困ることはないと思います。
カー用品店などで購入すると、そこで引き取ってもらえる可能性が高いですし、ネットで購入するときは、無料回収している店舗を利用することでスムーズに処理できますよ。
もしバッテリー選びに迷ったら、バッテリー専門店を利用するといいでしょう。
- 最短翌日到着
- 送料・手数料無料
- 廃バッテリー回収無料
送料無料で無駄な出費がかからないし、廃バッテリーも無料で自宅まで回収に来てくれます。
そして、車種を入力するだけで適合バッテリーを表示してくれるので、迷うこともありません。
ラパンを自分で整備する人は、以下の記事も参考にしてくださいね。
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