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「小春日和」を春に使うのは間違い!正しい意味と使い方とは

3月に入ると、冬の厳しい寒さも和らぎ、過ごしやすい気候になってきたように思います。
外を歩けば、春の気配を感じ取ることも増えてきましたね。

さて、もうすぐ春を迎えるこの時期になると、こんな会話を耳にすることがあります。

今日はポカポカ暖かくて、小春日和だね~。

春を感じさせる陽気を「小春日和」という言葉を使って表現しているのでしょう。
「まるで春みたいだね」と。

言いたいことは分かりますが、この使い方は正しくありませんよ。

「小春日和」は晩秋から初冬に使う言葉で、春先に使うのは間違いなのです。

ここで、正しい意味と使い方を把握しておきましょう。

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小春日和とは

小春日和とは、晩秋から初冬に訪れる暖かい晴れた日のことを指します。

秋から冬に移り変わる11月から12月上旬頃は、移動性高気圧の影響などで春のような穏やかな日が続くことがあり、これを「小春日和」と呼んでいるのです。

「春」が付くからといって、春に使う言葉ではないので注意が必要ですね。

冬の季語

俳句では、「小春日和」は冬の季語として使われます。

私たちの認識とは少しずれがありますが、旧暦では10月から12月が「冬」とされています。
そのため、11月から12月上旬の暖かい晴れた日のことを指す「小春日和」は、旧暦でいえば「冬」にあたります。

小春 = 陰暦10月の異称

そもそも小春(こはる・しょうしゅん)とは、陰暦10月の異称なのです。

陰暦10月は、現在でいうと11月頃
暖かな春のような日が続くことが由来のようです。

11月の時候の挨拶

手紙を書くときには、時候の挨拶から書き始めることがマナーとされていますよね。

「小春日和」は、11月の時候の挨拶として使われることがあります。

例えば、以下のように。

小春日和の穏やかな日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

このように、“季節感を表す挨拶”に“相手の安否を尋ねる言葉”を添えるのが一般的ではないでしょうか。

間違った意味で使う人が41.7%

冒頭の会話のように、本来の意味とは違う使い方をしている人が多く見受けられます。

文化庁が実施した「国語に関する世論調査」では、本来の意味である「初冬の頃の、穏やかで暖かな天気」として使う人が51.7%、間違った意味である「春先の頃の、穏やかで暖かな天気」として使う人が41.7%という結果でした。

出典:平成26年度「国語に関する世論調査」の結果の概要

年代別の結果を見てみると、20代以下の半数以上が間違った意味で使っているようです。
他の年代と比較して誤用率の低かった50代でさえ、35.4%が本来とは異なる意味で使っているという結果に。

若い世代ほど国語力が低下しているのは、ちょっと心配です。
普段、手紙を書く習慣もほとんどありませんし、勘違いしたまま日常生活で使ってしまっているのでしょう。

まとめ

勘違いしている人も多い「小春日和」という言葉を使う時期。

春先ではなく、秋から冬へと季節が移り変わる頃、11月から12月上旬の穏やかで暖かい日に使うのが正しいです。

間違えて使っていた人は、この機会に覚えなおしておきましょうね。

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