カラオケは“複数人で楽しむもの”というイメージがありましたが、それは昔の話。
今では“ヒトカラ”という言葉も普及して、一人でカラオケを楽しむ人も増えてきました。
とはいっても、ヒトカラ経験者はまだまだ少数派なので、
「一人でカラオケって、何が楽しいの?」
「行ってみたいけど、ちょっと恥ずかしいんだよね…」
そんな風に思っている人の方が多いんじゃないでしょうか。
私も以前は「一人でカラオケなんて…」と思っていたんですが、試しに行ってみたところ見事にハマってしまい、今ではヒトカラ歴8年ほどになります。
気付いてしまったんです、ヒトカラの快適さに。
仕事帰りにフラッと立ち寄って、ストレス発散に周りを気にせず歌いまくる…なんてことも、一人ならできますからね。
他の人と一緒だと、相手の都合に合わせたり、選曲に気を遣ったり、何かと行動を制限されてしまいがちです。
ヒトカラの最大の魅力は、その“自由度の高さ”にあります。
一人ならではの良さは他にもありますが、単純に“カラオケが好き”という人なら間違いなくヒトカラを楽しめるはずです。
この記事では、ヒトカラの魅力について徹底的に解説しています。
複数人で行く場合と比較したメリット・デメリットをはじめ、初めてでも安心して行けるように注意点も紹介しているので、ヒトカラ未経験者はぜひ目を通してみてください。
ヒトカラに興味のある、そこのアナタ!
この記事を読んで、早くヒトカラデビューしちゃいましょう♪
一人だからこそ楽しめるヒトカラの魅力
大勢でワイワイと盛り上がるカラオケも楽しいんですが、一人で行くカラオケも違った楽しみがあります。
まずは、ヒトカラのメリットを紹介しましょう。
選曲に気を遣う必要がない
複数人でカラオケに行ったとき、「本当に歌いたい曲が歌えなかった」という経験はないですか?
他の人の目を気にしたり、その場の空気を読んだり、なんだかんだと選曲に気を遣ってしまうことがありますよね。
- 1曲目は盛り上がる曲じゃないとダメかな…
- みんなが知ってる曲の方がいいよね…
- アニソン歌ったら引かれるかな…
- 歌おうと思ってた曲、先に歌われてしまった…
- この曲を人前で歌うのは、ちょっと恥ずかしいな…
周りの様子を伺いながら、無難な選曲をしたことがある人も多いと思います。
でもヒトカラなら、そんなことを気にする必要は全くありません。
好きな曲を、好きなタイミングで、好きなだけ歌うことができますからね。
部屋には自分一人だけ。
誰にも遠慮することなく、歌いたい曲を自由に歌うことができます。
同じ曲を繰り返し歌っても文句を言われないし、マイナーな曲を歌っても微妙な雰囲気になることはありません。
何を歌っても自由なんです。
短時間でも満足感が得られてコスパが高い
カラオケは一緒に行く人数が多いほど、自分の歌う順番がなかなか回ってこないので、短時間だと物足りなさを感じてしまいますよね。
例えば、自分を含めた4人グループで行く場合と、1人で行く場合を比べてみましょう。(※1曲あたり5分として計算)
▼4人グループの場合(1人ずつ順番に歌うとする)
- 1時間・・・3曲
- 2時間・・・6曲
- 3時間・・・9曲
4人で行くと、他の人が歌っている間は待ち時間が発生してしまうので、20分に1曲ペースになってしまいます。
このペースは、ちょっと少ない感じがしますよね…。
▼1人の場合
- 1時間・・・12曲
- 2時間・・・24曲
- 3時間・・・36曲
1人だと、待ち時間もなく連続して歌えるんです。
4人で行く場合と比べると、同じ時間で単純に4倍歌えるので、1~2時間でも結構な曲数になります。
比較すると、その差は一目瞭然ですよね。
上手い人の歌を聴いたり、デュエットして一緒に歌ったり、カラオケにはそういう楽しみもありますが、ただ自分が歌えれば満足という人はヒトカラがおすすめです。
友達同士でカラオケに行っても、自分が歌うとき以外ずっとスマホ触っていて、他の人の歌なんて全然聴いてないような人いますよね。
そういう人こそ、ヒトカラ向きです。
一人なら待ち時間なしで短時間でもかなり歌えるので、結果的に料金も抑えられてコスパが高いですからね。
平日の昼だと、たっぷり歌ってもかなり安いですよ。
行きたいときに行けて、帰りたいときに帰れる
ふとした瞬間に「カラオケ行きたいなぁ…」って思うことありませんか?
一緒に行く人を誰か誘おうと思うと、相手の予定を確認したり、待ち合わせしたり、カラオケに行くためにいろいろと調整しなければなりません。
帰る時間も相手に合わせる必要があるので、「もうちょっと歌いたかったのにな…」なんてことも。
複数人でのカラオケは、行くときも帰るときも相手の都合次第になってしまいます。
でも一人なら、「行きたい…よし、行こう!」と単純明快です。
そして、帰る時間も自分次第。
ストレス発散に1時間だけパ―っと歌って帰ってもいいし、とことん歌いたいときはフリータイムで5~6時間歌い続けても何の問題もありません。
自分一人の判断で、いつでも行ける・いつでも帰れるというのは、想像以上に気が楽です。
これはヒトカラならでは良さですね。
採点機能で高得点にチャレンジできる
カラオケのコンテンツ内には「採点機能」があります。
テレビ番組のカラオケ企画でも使われている面白い機能なんですが、採点機能を付けると自分の歌唱力が点数化されるので、人によって好き嫌いが分かれてしまいがちです。
グループ内の全員が、歌が上手くて高得点を出せるとは限りませんからね。
高得点を出せる人にとっては楽しいゲーム感覚でも、平均点も取れない人にとっては恥ずかしい思いをする嫌なゲームと感じるかもしれません。
それに、採点していると時間もかかるので、みんなで楽しむときには採点機能は付けないようにしている人もいると思います。
ヒトカラだと、採点機能を付けて楽しむことも自由です。
点数が低くても恥ずかしくないし、結果が表示されているときに次の曲を選べば、時間のロスも無いですからね。
採点機能を付けると音程バーが表示されるので、上手く歌えるように練習をしたいときにもピッタリです。
周りを気にせず、高得点を目指すのも楽しみのひとつ。
歌う目的以外にも使える
カラオケボックス内は、いろいろと便利な設備が整っています。
- 防音性のある個室
- マイク
- エアコン
- Wi-Fi
- ドリンクバー
これだけの環境が揃っていれば、歌わずに別の用途として利用することも可能ですよね。
- 楽器の練習
- スピーチ・プレゼンの練習
- パソコンを持ち込んでの作業
自宅で大きな音を出せない人にとって、防音設備が整っているカラオケボックスは楽器の練習をするのにピッタリ。
スタジオを借りるよりも安いので、お財布にも優しいですしね。
他にも、スピーチやプレゼンの練習をする場所としても使えます。
人目のあるところだとなかなか練習できませんが、防音の個室なら安心ですよね。
本番を想定して、マイクを使って練習できるのもありがたいです。
Wi-Fi完備している店舗なら、パソコンを持ち込んでの作業も可能です。
ドリンクバーがあれば、カフェで作業するよりもお得かもしれません。
休憩時間にちょっとカラオケを楽しむ、なんてこともできます。
ヒトカラを恥ずかしがる必要はない
ここまで読んでもらえたら、少しはヒトカラに興味が出てきましたか?
「行ってみようかな♪でも、ちょっと恥ずかしい…」
そう思った人もいるかもしれませんね。
気持ちはめちゃくちゃ分かります。
私も初めてヒトカラに行ったとき、受付するのが恥ずかしくて、店に入る前から緊張でドキドキしていましたからね(笑)。
でも、それは最初だけ。
一度経験すれば慣れるということもありますが、そもそも恥ずかしがるだけ無駄だと気付いたからです。
恥ずかしいと感じてしまうのは、店員さんや他のお客さんから「一人でカラオケ来てる…」と思われるのが嫌なんだと思います。
はっきり言いますが、そんなこと気にする必要は全くありません。
一人で来ている人のことなんて、いちいち誰も気にしていませんからね。
店員目線:今どきヒトカラ客なんて珍しくない
今は一人でカラオケなんて、特別珍しいことじゃありません。
店員さんからすれば、あなたは大勢来るヒトカラ客のうちの一人に過ぎないんです。
心配せずとも、複数人で行くときと同じように対応してくれます。
それに、「グループ客よりもヒトカラ客の方が部屋をキレイに使ってくれて助かる」という店員さんの話も聞きますしね。
むしろヒトカラ大歓迎といった感じですよ。
客目線:わざわざ他の客の様子なんて気にしない
あなたは普段カラオケに行ったとき、他のお客さんのことを気にしますか?
別にそれほど気にしませんよね?
そもそもヒトカラだと周りに知られるのは、受付と会計のときくらいです。
仮に、そこで他のお客さんと遭遇しても、恥ずかしがる必要はありません。
もしかしたら、そのお客さんも本当はヒトカラに興味がある人かもしれませんからね。
意外と「ヒトカラに行ってみたい」と思っている人って多いんですよ。
ヒトカラに行くときの注意点
ヒトカラは“一人だから楽しめること”も多いんですが、逆に“一人だから注意しなければならないこと”もあります。
デメリットとなり得る部分があることも知っておいてください。
特に、初めての場合は戸惑ってしまうかもしれないので、事前に注意点を把握しておくと安心ですよ。
料金が割高に設定されている場合がある
カラオケ店の料金体系といえば、「30分○○円」や「フリータイム××円」のような感じが多いと思いますが、ヒトカラの場合は通常料金より少し高く設定されていることがあります。
例えば、複数人で行くと「一人あたり30分250円」なのに、一人だと「30分300円」のちょっと割高なヒトカラ料金プランが用意されていたり…。
初めて行く店舗の場合は、事前にホームページで料金プランをチェックしておくと、会計のときに戸惑わずに済むと思います。
貴重品の管理に気を付けなければならない
一人だと、部屋を離れるときに注意が必要です。
- トイレに行くとき
- ドリンクバーに飲み物を取りに行くとき
こういうときには、できるだけ荷物も一緒に持って行く方が安心です。
カラオケ店の多くは部屋に鍵をかけることができないので、荷物を置いたまま部屋を離れてしまうと、盗まれる危険があります。
まとめ:恥ずかしがらずにヒトカラに行ってみよう
複数人で行くカラオケと違って、ヒトカラは自由でメリットも多いです。
- 選曲に気を遣う必要がない
- 短時間でも満足感が得られてコスパが高い
- 行きたいときに行けて、帰りたいときに帰れる
- 採点機能で高得点にチャレンジできる
- 歌う目的以外にも使える
最初は少し恥ずかしいかもしれませんが、気にすることはありません。
今はヒトカラに行く人も増えてきたので、珍しいことじゃないですからね。
興味のある人は、ぜひヒトカラに行ってみましょう。