エンジン警告灯の点灯原因と修理代をディーラーで確認してきた

いつものように車を運転していると、メーターパネルに見慣れないランプが点灯しました。

調べてみると、「エンジン警告灯」または「エンジンチェックランプ」と呼ばれ、“エンジンを正常に動かすためのセンサーが何らかの異常を検知したときに点灯するランプ”のようです。

ナツキ
“エンジン”…“異常”……えっ、なんかヤバそう…。

日常的に運転していたとしても、自動車に関する知識がないと、いまいちピンと来ない人が多いですよね。

 

何かしらのトラブルが発生しているのは理解できますが、どこに原因があるのか素人の私では判断できません。

そこで、ディーラーで点検してもらい、エンジン警告灯(エンジンチェックランプ)が点灯した原因を特定し、故障箇所の修理見積もりを取ってきたので、このページにまとめておきます。

今回の私のケースでは、点灯原因は「O2センサー」の故障によるものでした。

 

エンジン警告灯の点灯原因だったO2センサーを、自分で交換して修理した話はこちらの記事をどうぞ。

写真:新しく購入したラパン用O2センサー
【ラパン】O2センサーの交換方法|必要なもの・手順を解説【HE21S】

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エンジン警告灯(エンジンチェックランプ)とは

写真:ラパンの取扱説明書に載っているエンジン警告灯(エンジンチェックランプ)の説明

エンジン警告灯」とは、エンジンの制御系センサーが何らかの異常を検知したときに点灯するランプで、「エンジンチェックランプ」とも呼ばれています。

車の取扱説明書には、以下のように書かれていました。

エンジンの電子制御システムに異常があると点灯します。
システムが正常な場合はエンジンスイッチをONにしたときに点灯し、エンジンがかかると消灯します。

車のエンジンには様々なセンサーが取り付けられていて、各部品が正常に動作しているか常に見張ってくれています。

そのセンサーが何かしらの異常を検知すると、エンジン警告灯を点灯させ、ドライバーにトラブルが発生していることを知らせてくれるわけです。

エンジン警告灯(エンジンチェックランプ)が点灯する主な原因

写真:ラパンのエンジン警告灯(エンジンチェックランプ)が点灯しました

エンジン警告灯が点灯するということは、どこかに不具合が生じているということです。

車にはたくさんのセンサーが搭載されているので、エンジン警告灯が点灯する原因もいろいろと考えられます。

  • O2センサー
  • エアフローセンサー
  • カム・クランク角度センサー
  • アクセル開度センサー
  • 各メーターのセンサー
  • 電気系統系センサー
  • バッテリーセンサー

各センサーの役割や故障したときの症状については、以下のサイトで詳しく説明されているので、こちらを参考にしてください。

車のエンジン警告灯が点灯・点滅する意味と原因を解説!【簡単】 | MOBY [モビー]

私の愛車は、「O2センサー」の故障が原因でした。

 

エンジン警告灯が点灯すると、内部のコンピューターにエラーコードが記録されます。

そのエラーコードを専用の機械で読み取ることで、どこで異常が発生しているかを判別し、エンジン警告灯の点灯原因を特定することができるのです。

車に詳しい人の中には、自分でエラーコードの診断機を使って原因を特定し、修理までこなしてしまう人もいますが、普通の人がそこまでやるのは難しいと思います。

なので、エンジン警告灯が点灯したら、ディーラーや整備工場に行って、プロに原因を調べてもらうことをおすすめします。

エンジン警告灯(エンジンチェックランプ)が点灯したまま走行しても大丈夫?

ディーラーや整備工場で点検してもらうにしても、エンジン警告灯が点灯している車をそのまま運転してもいいのか不安になりますよね。

安心してください、ひとまず大丈夫です。

 

警告灯にもいろいろと種類があり、ランプの色によって危険度が判断できるようになっています。

ランプはさまざまな色で光りますが、この色は国際規格(ISO)で決められていて、世界共通です。たとえば赤色=危険、黄色=注意、緑色=安全を表し、温度の高低を示す場合は、赤色=高温、青色=低温と、目で見て感覚で認識できるように配慮されています。

JAFクルマ何でも質問箱 より引用

エンジン警告灯の場合、黄色(オレンジ色)で点灯するため、今すぐ危険な状態というわけではありません。

しかし、どこかにトラブルを抱えていることに違いはないので、点灯原因が不明のまま乗り回すのは止めましょう。

早めにディーラーや整備工場に持ち込み、原因を特定したうえで、修理すべきかどうかは整備士の判断に従ってください。

ディーラーでエンジン警告灯(エンジンチェックランプ)の点灯原因を調べてもらうと、O2センサーの故障が判明

愛車であるラパンのエンジン警告灯が点灯したので、ディーラーで点検してもらいました。

その結果、「O2センサー」の故障が原因ということ分かりました。

O2センサーとは

担当してくれた整備士の方からは、以下のような説明を受けました。

O2センサーは、排気ガスに含まれる酸素濃度を測定する部品で、その測定値によって適切な量の燃料が使われるようにコントロールする役目を担っています。

なので、O2センサーが故障していると、燃料の使用をコントロールできない状態になるため、燃費が悪くなってしまう可能性が高いです。

燃費に悪影響は出てしまいますが、今すぐに修理をしなければ危険が及ぶという部品ではありません。

つまり、「燃費は悪くなるものの、修理せずとも危険はない」ということですね。

 

とりあえず危険な状態ではないことが判明して、一安心しました。

エンジン警告灯の点灯原因として最初に疑うのが「O2センサーの故障」というほど、よくある故障のようです。

O2センサーの修理代

故障したO2センサーの修理費用の見積もりを出してもらいました。

写真:ディーラーでラパンのO2センサーを交換するときの費用

部品代 30,400 円 + 技術料 6,300 円 + 消費税 2,936 円 = 39,636

※ラパン(HE21S)をディーラーで修理する場合

 

ディーラーでO2センサーの交換を頼むと、4万円近くの出費になりそうです。

車種によって、そして修理を依頼するところによって、この金額は変わってくると思うので、参考程度にしてください。

 

突然エンジン警告灯が点灯し、修理するには4万円必要と言われても、懐具合が厳しいと困ってしまいますよね。

どうしたものかと悩んでいたんですが、整備士の方と相談して、当面の間、私はO2センサーの修理をせずにそのまま乗り続けることにしました。

整備士
O2センサーが故障したまま走っている車も多いんですよ。

エンジン警告灯の点灯原因がO2センサーの故障による場合、走行に危険を伴わないため、すぐに修理せずに故障したままの車も多いらしいです。

燃費が悪くなるデメリットもありますが、しばらくは様子を見ようと思います。

O2センサーは自分で交換可能

ディーラーで修理をお願いすれば安心感はありますが、部品代や工賃を合わせるとそれなりの費用がかかってしまいます。

少しでも安く済ませたいという人は、自分で新しい部品を購入して、交換も自分でやってしまうのが一番安上がりだと思います。

部品はネット通販で購入できるので、互換品を選べば、費用もかなり節約になりますよ。

 

<追記>私は自分でO2センサーの交換をして、7,000円ほどの費用で修理することができました。

ラパンのO2センサー交換手順は以下の記事をどうぞ。

写真:新しく購入したラパン用O2センサー
【ラパン】O2センサーの交換方法|必要なもの・手順を解説【HE21S】

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自分で修理作業を行うのが不安な人は、無理をせずにディーラー等で修理してもらうべきです。

その方が安心安全ですからね。

エンジン警告灯(エンジンチェックランプ)が点灯していても車検は通るの?

警告灯が点灯又は点滅している自動車について

出典:審査時における車両状態にかかるお知らせ

エンジン警告灯が点灯している場合、車検は通りません

平成29年2月以降、車検の検査が厳しくなり、エンジン警告灯が点灯したままの状態では審査が受けられなくなりました。

 

正常な車であれば、エンジンをかけたときに警告灯が点灯し、その後すぐに消灯します。

エンジン始動後も警告灯が点灯したままだと、確実にアウトです。

事前に修理してから、車検を受ける必要があります。

まとめ:エンジン警告灯(エンジンチェックランプ)が点灯したら、まずは原因を特定すべし!

エンジン警告灯が点灯した場合、車のどこかにトラブルを抱えている状態です。

エンジンにつながるセンサーが何かしらの異常を検知したため、警告灯を点灯させているのです。

点灯原因はいろいろと考えられますが、素人では判断できません。

すみやかにディーラーや整備工場に持ち込んで、点検してもらってください。

 

私の場合は、O2センサーの故障が原因でしたが、これを読んでいるあなたの車も同じ症状とは限りません。

修理が必要なものかどうか、整備士の指示を仰いでくださいね。

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