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【体験談】咳のしすぎで脇腹が痛い…と思ったら肋骨(あばら)を骨折していた

あなたは知っていますか?

人間の骨が思いのほか脆いということを。

咳をしただけで骨折してしまう人がいるということを。

 

数年前の話ですが、肋骨(あばら)を骨折したことがあります。

原因は…咳のしすぎでした。

ナツキ
油断してたら、ポキッと折れちゃった。

咳のしすぎで脇腹に痛みがでる

ある日、急に咳が出るようになったんですよ。

「風邪でも引いたかなー?」と思ったんですが、熱もないし、鼻水も出ない、体がだるいわけでもない。

そのときの症状は、ただ咳が出るだけでした。

ナツキ
放っておけば治るか♪

この程度なら、放っておいてもそのうち治るだろうと思っていました。

ただ、この咳が一向に治まらなかったんです。(治るまで1ヵ月以上かかりました…)

 

咳が出始めてから2週間ほど経った頃、脇腹のあたりに痛みを感じるようになりました。

じっとしていると平気なんですが、咳をしたり、大きく深呼吸すると鈍い痛みを感じるんです。

例えるなら、きつめの筋肉痛って感じですかね。

4~5日様子を見ても、この痛みが治まることはありませんでした。

ナツキ
咳をしすぎて、肋骨にヒビでも入ったんかな…

そこで、整形外科に行くことに。

整形外科で診てもらうと、まさかの肋骨(あばら)骨折

「肋骨って結構簡単に折れる」という話を聞いたことがあったので、もしかしたらヒビくらい入ってるのかも…と整形外科で診てもらうことにしました。

問診・触診で痛みがある部位と原因を確認

まずは問診から。

担当医
ぶつけたり、圧迫したりしました?
ナツキ
いえ、特には。ただ、最近ずっと咳をしてるので…
担当医
あ~、それが原因でしょうね。

先生の話では、「長期間の咳が続くと、同じところに力が加わり続けてしまうので、ダメージの蓄積で骨折(疲労骨折)してしまうことがある」らしいです。

 

つづいて触診。

担当医
ここ痛いですか?
ナツキ
そこは大丈夫です。
担当医
こっちは?
ナツキ
イテテテテ…
担当医
この辺はどうですか?
ナツキ
痛くないです。

ある程度痛みのある箇所を特定してからレントゲンを撮ることになりました。

レントゲンで骨折発覚

担当医
う~ん、骨いってますね。
ナツキ
ヒビ入ってるんですか?
担当医
いや、折れてますね。
ナツキ
えっ?
担当医
完全に折れてます。

ヒビが入ってるくらいは覚悟していたんですが、どうやら完全に折れていたようです。

 

私にとって、これが人生で初めての骨折でした。

初めての骨折が「咳のしすぎで肋骨骨折」って、もう笑い話ですよね。

肋骨(あばら)骨折の治療法

肋骨を骨折した場合、治療としてできることはほとんど無いそうです。

基本的には、安静にしたまま放置しておくことが大事なのだとか。

 

一応、その整形外科で説明を受けたのは、

  • バストバンド(リブバンド)で胸部を固定する
  • 湿布で炎症を抑える
  • 痛み止めの薬

こんなものでした。

手や脚ならギプスでガッチリ固定することもできますが、肋骨だとそれが無理ですからね。

 

バストバンド(リブバンド)は、医療用のサポーターやコルセットのようなもので、それを胸部に巻くことで肋骨を固定するんだそうです。

↑こういうやつ。

病院で試しにバストバンド(リブバンド)を巻いてもらったんですが、ちょっと苦しいんですよ。

肋骨って、普通に呼吸するだけでも動いてますよね?

バンドを巻けば、その動きを制限することになるので、呼吸がしにくくなってしまうんです。

要するに、普段より浅い呼吸しかできなくなるということ。

 

先生と相談した結果、私はバストバンド(リブバンド)は使わずに、湿布だけもらって、経過観察となりました。

肋骨(あばら)骨折の痛みは日常生活に支障がでる

肋骨を骨折すると、日常のあらゆる場面で痛みます。

  • 咳をすると痛い
  • くしゃみをすると痛い
  • 大きく深呼吸すると痛い
  • 笑うと痛い
  • 寝返りしようとすると痛い
  • 床に落ちた物を拾おうとすると痛い
  • 高い所の物を取ろうとすると痛い

私はこれらを全部経験しましたが、もう本当に痛いんですよ。

身体をひねったり、伸ばしたり、かがめたり…こういう動きは全部制限されると思った方がいいです。

今まで何気なくしていた動きなので、油断して普段通りの動きをしてしまうと、間違いなく痛みが伴いますからね。

 

ちなみに、この中で一番痛いのは断トツでくしゃみでした。

くしゃみをすると、激痛で一瞬息が止まって、その場で動けなくなるほど痛いです。

ナツキ
くしゃみするとマジで痛い!

覚悟しておいた方がいいです。

くしゃみ=地獄

肋骨骨折している間に風邪を引いてしまうと、地獄の苦しみが待ち受けているので、くれぐれも気を付けてください。

肋骨(あばら)骨折が治るまでの期間

私の場合になりますが、最初に脇腹の痛みを感じてからだと、3週間ほどで痛みが気にならなくなりました。

「痛みがなくなったから治った」というわけではないので、完治となると、おおよそ2ヵ月程度かかるそうです。

 

痛みがあるうちは湿布を貼っていたんですが、痛みがなくなってからは特に何もしていませんでした。

しいて言えば、運動などをせずに安静にしていたくらいですね。

まとめ:咳のしすぎで肋骨(あばら)は簡単に折れる

「咳くらい大丈夫」と思って放置しておくと、私のように肋骨を骨折してしまうこともあるので、くれぐれも油断は禁物です。

咳が長引くようなら、まずは病院に行くことをおすすめします。

風邪ではなく、気管支炎などの可能性もありますからね。

 

もしも肋骨骨折してしまったら、とりあえず安静に。

普通に生活してると痛いんですけど、そこはまぁ我慢するしかないですね。

くしゃみにさえ気を付けていれば、耐えれます。

くしゃみ…あれは地獄の苦しみですから。

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