先日、とある会社で車検を受けました。
車を預けて、必要な整備をしてもらい、車検自体は問題なく通ったのですが…。
返ってきた車のエアコンフィルターを見てみると、逆向きに取り付けられていました。
これがプロの仕事ですか?
エアコンフィルターの取り付ける向きに注意するのは、ものすごく基本的なことです。
ちょっと信じられません。
担当した整備士のミスでしょうが、こういうレベルの低い整備士がいる会社に大事な車を預けるのは嫌ですね…。
エアコンフィルター逆向き事件の経緯
車検前に自分でエアコンフィルターを交換する
車検の時期が迫っていたので、できる範囲の整備は自分でしておこうと思い、DIYでエアコンフィルターの交換を行いました。
当然、このときは正しい向きに取り付けています。
これが車検を受ける約1ヶ月前。
立会い車検で必要箇所のみ整備してもらう
そして、車検を受ける当日。
今回は立合い車検だったので、整備士さんと一緒に車の状態を確認しながら整備内容を決めていきました。
「今のところバッテリーは問題ないですね~」とか「タイヤの溝が僅かなので交換が必要ですね~」とか、実際に部品の劣化具合をチェックして、必要なものだけ交換をお願いする感じです。
その流れで、エアコンフィルターについても確認がありました。
すでに取り外されたエアコンフィルターを前にして、「フィルターはあまり汚れていないので、交換しなくてもよさそうですね~」と。
1ヶ月前に自分で交換したばかりだったので、内心では「そりゃそうやろ…」と思いながら「あー、そうなんですねー」と、エアコンフィルターに関しては交換しない選択をしました。
他の必要な箇所のみ整備してもらい、車検は問題なく終了。
…したはずでした。
後日、エアコンフィルターの向きが間違っていることに気付く
車検を受けてしばらくは、そのまま車を運転していました。
「エアコンフィルターの交換方法」をブログ記事にまとめておこうと思い、ふと確認してみると、そこには逆向きに取り付けられたエアコンフィルターが…。
エアコンフィルターなんて年に1回程度しかチェックしないので、車検の数日後にミスに気付けたのは本当に偶然でした。
自分で車の整備をしていなかったら、次の車検まで逆向きに取り付けられたままだったかもしれません。
車のエアコンフィルターには取り付ける向きがある
一般的なエアコンフィルターは、花粉・ニオイ・ウイルスなどを除去するためにいくつもの層になっています。
その層構造を活かすために、空気の流れる方向が指定されているのです。
逆向きに取り付けてしまうと、フィルターの性能が十分に発揮できません。
フィルター本体には「AIR FLOW」の文字と矢印が記載され、空気の流れる方向がわかりやすくなっています。
私が今使っているDENSO製のエアコンフィルターだと、こんな感じです。
実際に取り付けるときは、緑色の面が助手席側にくるように取り付けるのが正解です。(※ラパンCBA-HE21Sの場合)
でも、今回の車検後には、裏の灰色面が助手席側に向くように取り付けられていました。
フィルターの中心で折れ曲がるタイプなので、折り目を見てもらうと反対向きに取り付けられていることがわかると思います。
あまりにも初歩的すぎるミス
エアコンフィルターの交換は難しい作業ではありません。
危険を伴わないので、自分で交換している人も大勢います。
車種によって多少の違いはあれど、手順さえ知っていれば車に詳しくない人でもできるレベルの整備ですからね。
唯一の注意点が「取り付ける向き」
それを整備士が間違えるというのは、ちょっと考えられません。
はっきり言って、素人レベルのミスです。
新品のエアコンフィルターなら性能の低下だけで済む話ですが、今回は約1ヶ月とはいえ使用しているものです。
逆に取り付けることで、フィルター表面に付着したホコリなどが車内側に逆流することも考えられます。
とてもじゃないですがプロの仕事とは思えませんね。
まとめ:自分でメンテナンスする方が安心かもしれない…
私は偶然気付くことができましたが、整備士のミスによってエアコンフィルターが逆に取り付けられたままの車もあるのかもしれません。
もしかしたら、あなたの車も…。
ちょっとしたミスかもしれませんが、雑な仕事をしているとこうやって客を失っていくのでしょうね。
エアコンフィルターの交換はとても簡単な作業なので、自分でやってみるといいと思います。
10分もかからないし、部品代や工賃の節約にもなりますから。
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【ラパン】エアコンフィルターの交換方法|必要なもの・手順を解説【HE21S】
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